1月期新ドラマ評価

1月期の新ドラマを第1話を独断と偏見のみで点数を付けていきたいと思います。

 

0〜10点まで0.5点刻みで点数付け。

◎(10.0〜8.0):非常に面白い。今後高確率で最終話まで見続けるだろうレベル。

◯(6.0〜7.5):面白い。今後とりあえず5話くらいまでは見続けるだろうレベル。

△(0〜5.5):イマイチ。今後とりあえず3話くらいまで見て展開次第で見切りをつけるかもしれないレベル。

 

 

 

<<◎(10点〜8点>>

トクサツガガガ(NHK金22時):9.5点】

特撮オタク向けのドラマかと思いきや、誰でも共感してしまうようなあるある、オタク用語の解説など、非特撮オタにも入り込みやすい演出。そしてNHKならではCMがないというテンポの良さから見てて気持ちが良い。普段ニコニコしてる若いOLの、裏ではゴリゴリの特撮オタクという、誰にでも人には言えない秘密があるという点で、馴染みやすさ、親しみやすさを持たせる。主演の小芝風花は連ドラ初主演ながら絶妙なインパクトを与えている。私の当初の期待度がそれほど高くかった分、第1話では非常に満足度が高い結果となった。

 

 

 

 

【メゾン・ド・ポリス(TBS金22時):9.0点】

私が1月期のドラマの中で最も期待していたドラマ。さすが黒岩勉という感じの脚本で、非常に満足度が高いドラマであった。元刑事のおじさんばかりではあるが、最近のおっさんずラブなどおじさんの人気も高まっており、おじさん人気により話題を呼びそうだ。おじさん達の掛け合いが面白く、途端にキャラが変わる西島の役も今後興味深い。また私的には竜星涼の役の今後の活躍にも期待したい。

 

 

 

 

 

【フルーツ宅配便(テレ東金25時12分):9.0点】

主人公デリヘル店長濱田岳を主演に抜擢したのはドンピシャであったし、キャラが立ったデリヘル一人一人のストーリーがある感じで自分的に非常に好きな雰囲気。デリヘルというワケあり女のストーリーという社会的な面も持ち合わせており、一人一人の人生がどう描かれるのか見ものである。

 

 

 

イノセンス(日テレ土22時):8.5点】

まさに古家和尚という感じの脚本で、今期3つある弁護士ドラマで最もハマったドラマ。坂口、川口と若手2人がメインではあるが、市川実日子趣里志賀廣太郎杉本哲太など実力派俳優で脇がガッシリと固められており、中でも市川実日子藤木直人が、まるで2人のドラマなのでないかというほどの物凄い存在感を放っている。アンナチュラル感もあるだけに比較されるだろうが、アンナチュラルに負けない作品を期待したい。

 

 

 

 

【グッドワイフ(TBS日21時):8.0点】

さすが安心安全の日曜劇場枠という感じの安定感であった。脚本に篠﨑絵里子、演出に今大注目の塚原あゆ子、プロデュースに瀬戸口克陽と豪華すぎるスタッフがいる分、面白くなるのは間違いないが、このドラマは手堅い印象があり、もっと攻めればもっともっと面白くなるのではないかという大きな期待感がある。メインどころの常盤貴子小泉孝太郎の2人が実に安定感があり、掛け合いが面白い。

 

 

 

 

【3年A組(日テレ日22時30分):8.0点】

永野芽郁など数々の注目若手俳優、そして主役に最旬の菅田将暉と放送前から大きな注目を浴びたこのドラマだったが、その注目を裏切らない怒涛の展開のドラマであった。まず脚本は家族ゲームも手がけた武藤将吾ということもあり、家族ゲーム味のある圧巻の脚本。狂気じみた主役の教師の菅田将暉の熱演が目立った。そして菅田よりも注目されていた永野だが、オタクならではの早口など演技の巧さは垣間見えたが、やはりこのようなシリウスな雰囲気には合わないのでないかという感じが見受けられた。大きな鍵を握る生徒役の上白石萌歌はさすがの巧さという感じだった。しかし問題は最後だった。この圧巻の脚本演技にも関わらず、最後の最後で今までの雰囲気をぶっ壊すような明るすぎるエンディングで一気に冷めた感は拭えない。全体的に見れば今後の展開が気になるドラマだ。

 

 

 

 

【家売るオンナの逆襲(日テレ水22時):8.0点】

人気ドラマ家売るオンナの続編ということで非常に注目度が高かったが、その期待を裏切らない素晴らしいドラマだった。ドラマの続編といえばトーンダウンしてしまうドラマがほとんどだと思うが(自論)、サンチーの勢いは健在で、今までのキャストが軒並み残っていて、新主要キャストの松田翔太も違和感なくドラマに溶け込めている印象。ただ無理やり感が否めないところは所々あるがそれは勢いと面白さで十分カバーできる。前作と比べられると思うが、今後フェードアウトしないようにしてもらいたい。

 

 

 

 

<<◯(6点〜7.5点)>>

【よつば銀行(テレ東月22時:7.5点】

お仕事爽快ドラマ。女性活躍社会を描いた作品で、女性役員ということで同僚から冷たい視線を浴びながらも、花咲舞のようなキッパリ物事を言う原島浩美が活躍するのが気持ちがいい。普段仕事や学校で上手くいかずイライラストレスがたまっている人におすすめか。

 

 

 

 

 

【トレース(フジ月21時):7.0点】

タイトルで波紋を呼び、科捜研の女と比べられる結果となったが、やはりあの長寿作品よりは劣る結果に。月9という枠はいつも注目されがちで、そんな中初主演した錦戸だったが、ドラマで最も存在感が大きかったのが船越。火サスの帝王と言われた彼が主役なのではないかというほどの出しゃばり。そしてまさかの主要役での千原ジュニアの起用。錦戸が消えがちとなってしまっているが、今後は千原ジュニアの起用が功を奏すかが最大のポイントだろう。

 

 

 

 

【僕の初恋をキミに捧ぐ(テレ朝土23時15分:7.0点】

人気漫画の実写化ということで注目を浴びた。実写化は根強いファンがいるため批判を浴びやすいため非常に難しい。自分は漫画を読んだことはないが、フレッシュで若者人気の高そうなドラマとなっている。深夜で若手中心のためやはり視聴率は厳しいものになるが、おっさんずラブのように視聴率は低くても話題になるような一発逆転のドラマになるか期待したい。

 

 

 

【スキャンダル専門弁護士 QUEEN(フジ木22時):7.0点】

竹内結子主演ということで非常に期待はしていた。しかし脚本が、終わり方が雑すぎてスカッとしない微妙な終わり方となってしまった。だが、竹内結子水川あさみの掛け合いやバカリズムの演技など見ていて面白い場面も多々あった。世間に酷評されているが、結末をしっかりすれば満足のいくドラマなだけに残念なので、今後の巻き返しに大いに期待したい。

 

 

 

 

【デザイナー渋井直人の休日(テレ東木25時:6.5点】

テレ東という感じのほのぼのしたゆったりドラマ。自分的に好きな雰囲気のドラマだが、主人公が気の毒なだけで、幸せなことがなくこっちが少し暗い気持ちになってしまうのが難。しかし池松壮亮岡山天音光石研の掛け合いがリアルな日常生活感が出てほのぼのとして面白い。今後は主人公が幸せになることを願う。

 

 

 

 

 

 

【パーフェクトクライム(テレ朝土(日)):6.5点】

トリンドル玲奈が意外とエロい。そのエロさがこの作品の一番のポイントだろう。はっきり言ってあんな色っぽいとは思わなかった分、予想を超えたエロさが見どころ。桜田通の鋭い目線も魅力的。ただ若干展開が雑なところもあるが、問題はない。

 

 

 

 

 

【初めて恋をした日に読む話(TBS火22時):6.0点】

この作品も人気漫画の実写化ということで主演が深田恭子ということで非常に注目されていた。根強いファンはいるので視聴率は確保できるだろう。相手役3人に横浜流星永山絢斗中村倫也をチョイスした所は評価できる。横浜流星がピンクの髪が似合ってる。これからどんどんキュンキュンさせてくるのか見もの。

 

 

 

【刑事ゼロ(テレ朝木20時):6.0点】

1年続くことが決まった科捜研の女に話題をされわれた感はあるが、王道の刑事ドラマとなっている。主人公は記憶はないという設定ではあるが、脚本は相棒や科捜研の女を手がけた戸田山雅史とさすがの刑事事件脚本である。このままでいけば上手く科捜研の女にバトンタッチすることができるだろう。

 

 

 

 

 

 

<<△(0点〜5.5点)>>

【私のおじさん(テレ朝金23時15分):5.0点】

連ドラ初主演の岡田結実、妖精役が遠藤憲一とはっきり言って期待はそれほどしていなかった。唯一テレビ業界の裏という設定には興味はあったものの、実際見てみれば期待を超えることもなく裏切ることもない、これくらいだろうという予想通りの出来。おじさんブームに乗っかってだろうが、遠藤憲一だとありきたりで新鮮味がなく物足りない印象。

 

 

 

 

 

 

【JOKER×FACE(フジ月25時):5.0点】

深夜ドラマという感じ。最近のネット社会の現状を描いた脚本だが、安っぽい。日曜劇場の主役をやった、清純派というイメージの松本穂香が過激な役というのは新鮮。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【さすらい温泉 遠藤憲一(テレ東水25時):4.0点】

孤独のグルメのような作品を目指しているのかもしれないが、孤独のグルメとは程遠い。まず温泉の仲居として温泉を巡るという設定も謎。そして各話で繰り広げられるであろう各人間のドキュメンタリードラマも薄っぺらい。温泉シーンもいらない。放送前は少し期待していただけに残念。

 

 

 

 

 

【後妻業(フジ火22時):3.5点】

コンセプトが分からない。後妻業というテーマがまず失敗だったのではないか。木村佳乃の関西弁が違和感。場面転換のときの最後の木村佳乃の変顔が意味不明。唯一木村多江は頑張っていた印象。